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2018/11/24 第31回時計技能競技全国大会 大会結果発表!

写真:2018-11-24 第31回時計技能競技全国大会 大会結果発表!

 時計技能競技全国大会は、技能五輪の流れを汲むもので、技能五輪の競技種目から時計修理がなくなったことから1988年より毎年開催されるようになったもので、機械式時計及びアナログクオーツ時計を扱う「第一部門」とアナログクオーツ時計のみを扱う「第二部門」による、課題時計の分解、洗浄、組立て、調整、故障および不具合箇所の診断・修理に要する時間と完成度を競う、今年で31回を数える歴史のある大会で、国産時計メーカー、時計専門学校、時計専門店からの参加者が集い行なわれた。
 競技は、参加総数29名が第1部門18名、第2部門11名に分かれて行われ、第1部門の優勝が、セイコーサービスセンター㈱の田中宏治(たなかひろはる)さん(32)。第2部門はセイコーエプソン㈱の齊藤美有(さいとうみゆ)さん(18)が優勝した。また、今回は第一部門の優秀賞に時計店から参加した櫻井康久さんが入賞した。
 競技は、11月23日の午前9時30分より開始。第2部門は午後12時30分までの3時間、第1部門はこれに午後1時30分から午後4時30分までの3時間をプラスした6時間を競技時間とした。今大会の傾向としては、全体的にはどちらの部門とも全ての参加者が競技時間内に作業を終えた。特に上位入賞者は作業時間が短く、近年にない僅差の中に入賞者がひしめく競技会となった。

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